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千島列島でM8・1 北海道に津波警報 避難対象13万人

15日午後8時15分ごろ、千島列島でマグニチュード(M)8・1の地震があり、気象庁は北海道太平洋沿岸東部からオホーツク海沿岸にかけて津波警報を、北海道太平洋沿岸中部から静岡県にかけての広い範囲と北海道日本海沿岸北部に津波注意報を出した。北海道に津波警報が出たのは平成15年9月の「十勝沖地震」以来。政府は首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置した。

津波警報を受けて、北海道では根室市や釧路市など22市町村で避難勧告や避難指示。対象となったのは計約5万3000世帯、13万人に上った。岩手県でも大船渡市など3市町村約4200世帯に避難勧告。釜石市も約7000世帯に避難指示を出した。

気象庁によると、根室市花咲で午後9時43分に40センチの津波を観測。小笠原諸島の父島でも50センチを観測した。北海道警によると、同日深夜現在、津波による人的被害は確認されていない。

気象庁は北海道太平洋沿岸東部で午後9時10分に高さ1メートル、オホーツク海沿岸で同20分に2メートルの津波の可能性があるとして警報を出したが、午後11時半に注意報に切り替えた。

震源は北方領土の択捉島の東北東390キロで、深さは約30キロ。北海道釧路町などで震度2を観測した。震源付近では9月下旬から10月初旬にかけ、地震活動が活発化。10月1日にはM6・8の地震が起きていた。震源付近は太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込んでおり、プレート境界で起きた逆断層の海溝型地震とみられる。

防災科学技術研究所地震研究部・松村正三総括主任研究員の話 「千島海溝は、北海道を乗せた北米プレートの下に太平洋プレートが潜り込んでいる場所で、その南の端が北海道の十勝沖に達している。十勝沖では平成15年9月にマグニチュード(M)8・0の地震が起きている。千島海溝沿いの大地震は、隣り合った場所で起きる傾向があるので、専門家は根室沖での地震を警戒していた。それが今回は遠く離れた場所で発生した。プレートの“留め金”が外れた状態なので、今後は根室沖や色丹沖などでの地震に注意する必要が高まると思う」

産経新聞 - 11月16日

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