BCP:金沢商議所の会員企業7割知らず 防災目的で国推進、策定わずか3%/石川
◇7割「BCP」って何?
企業が大災害やテロなどの際に、資産の損害や事業への影響を最小限に抑える対策を整えるための「BCP(事業継続計画)」。国は、防災上の観点からほぼすべての大企業と過半数の中堅企業でのBCP策定を目指しているが、金沢商工会議所が会員の中小企業を中心に災害対策などについてのアンケートをまとめたところ、回答があった企業の約7割がBCPを知らず、実際に策定しているのは約3%にとどまっていることが明らかになった。
アンケートは今年5月にBCPの普及事業の一環として、会員約7400社のうち、業種別に一定の人数規模を越える833社を抽出して調査票を郵送、369社から回答があった(回収率44・3%)。
その結果、BCPを「よく知っている」「大体知っている」と答えたのは10・1%にとどまり、68・6%が「今回初めて知った」と回答。BCPを策定済みの企業はわずか3・5%。3%が策定中だった。
また、能登半島地震について取引先などを含めて事業への影響が「大いにあり」「多少あり」と答えた企業は59・1%で、このうち41・3%の企業が現在も地震の影響があるとした。一方、災害対策で84・6%が能登半島地震後に代表者の危機意識が「増した」と答えた。自由記述では「個人情報の取り扱いで、緊急連絡網に問題が生じている」などの意見があったという。
商工会議所専門指導課はアンケート結果について「思ったよりも(BCPの)周知が低調だった。まずは知ってもらうことが重要で、身近なところから意識を持ってもらい、自主的な取り組みを促したい」としている。
6月21日 毎日新聞
